今年は３年ぶりに「雅の会」が開催されましたが、会員による対戦競技はなく、浅草芸妓による舞踊「春の舞」、「投壺」、「投扇興」が行われました。投扇興の模擬試合では当あやめ連の海宴殿が奉行（銘定行事）を務めましたが、予定されていた「投扇興の解説」がなく、単なる投げ合いで終わってしまいました。やはり一般の方に対しては簡単な投扇興の歴史や説明がないと分かりにくいのではと思いました。特に源氏物語54帖の得点パターンを一投毎に解説したほうが面白かったと反省ですね。
午後からは投扇興体験希望者に対して、３席を設け会員の方々が「扇の扱い方」、「構え方」、「投げ方」を手ほどきした後に試合体験をサポートしました。参加者の皆さんは覚えが早く、初心者には扇を飛ばすことだけで精一杯なのですが、的（蝶）に扇を当てるケースが散見されました。
